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神楽坂雲如の妄想図書館

日々の妄想を書き綴った笑いと狂気のブログです。 妄想ですので本気にしないでください。

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許認可について

村役場に許可をもらおうと申請に行ったら、これは村条例に抵触するので許可できないと言われました。
「なんとかなりませんか。これが認められないと私たちは破産です。首を吊らなくてはなりません。お願いです。なんとかしてください。」
と粘ったら、
「う~ん。村役場ではどうにもなりませんが、『トビ役場』なら何とかなるかもしれません。場所を教えますので、行って相談してみたらどうでしょう。」
と言って、地図を書いてくれました。

『トビ役場』というのは、村はずれにあるディスコみたいな建物です。
中では、派手な服装をした若者が、
「アチャー」とか「ウヒョー」とか叫んで飛び跳ねています。
「あのう、ここが『トビ役場』ですか・・・」
とおずおずとたずねると、
「そうだよ~ん」
と若者が軽い調子で答えます。
こんな若僧に許可権限があるのだろうかと不審に思いながらも、
「実は・・・」
と言って用件を伝えると、
「ブーッ。これダメダ~メ。うちじゃ無理よ~ん。」
と冷たい返事。
「そこを何とか・・・」と粘ると、
「じゃ、『イガイガ役場』へ行ってみたら~。なんとかなるかもしれないよ~ん。」
と言って、地図を書いてくれました。

『イガイガ役場』というのは、村はずれにある道場のような建物です。
中では、柔道着を着た若者が、
「エイヤーッ」とか「トリャーッ」とか叫んで稽古をしています。
「何か御用でしょうか。」
とイガグリ頭のたくましい好青年が、汗をふきふき応対に出ました。
これは頼りになりそうだと思い、
「実は・・・」
と言って用件を伝えると。
「誠に残念ですが、ここでは許可できません。」
と冷たい返事。
「そこを何とか・・・」と粘ると、
「それでは『ドン役場』へ行ってみたらいかがでしょう。」

私はついに勘忍袋の緒が切れて、
「いいかげんにしろ。トビ役場だのイガイガ役場だのわけのわからないことを言って、今度はドン役場だと? 人を馬鹿にするな。」
と叫んでしまいました。
青年は「まあまあ落ち着いて。『ドン役場』へ行けはきっとなんとかなりますから。」
と言って地図を書いてくれました。

『ドン役場』というのは、村はずれにある砦のような建物です。
玄関で「ごめんください」と呼ぶと、ドドドドンと太鼓がなって、和服姿のぎょろ目の大男が、のっそりと現われました。
「ここは『ドン役場』ですか?」と聞くと、
「いかにも、ここがドン役場でごわす。して用件は?」
と野太い声でたずねるので、
「実は・・・」
と言って用件を伝えると、
「おいどんにお任せあれ。」と男は力強く言って、胸をどんと叩きました。

数日後、無事許可がおりました。
私たちはお祝いに宴会を開きました。
酒を飲んでみんなで歌いました。

♪ハァ 村役場にトビ役場
♪イガイガ役場にドン役場
♪天丼高いぞいまいましい
♪牛丼まずいぞいまいましい
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プロフィール

HN:
神楽坂雲如
性別:
男性

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