忍者ブログ

神楽坂雲如の妄想図書館

日々の妄想を書き綴った笑いと狂気のブログです。 妄想ですので本気にしないでください。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

一万人の交響曲

あまりの巨大さに到底上演は不可能とされた「一万人の交響曲」がついに上演された。
国王の在位何年目かの記念イベントだそうだ。
会場はあきれるほど巨大なホールである。
ステージは航空母艦の甲板のように客席にせり出している。
演奏者はプロ・アマの混成で、小学生から老人までの様々な人々で構成されている。
上演時間8時間という大曲のため、演奏者は順次入れ替わっている。
楽屋からステージへ向かう通路は、演奏者がひしめきラッシュ時の駅のようだ。
ステージへ登る階段で、出番の終わった女子高生の一団とすれ違った。
D管トランペットを持った子が泣きじゃくっている。重大なミスをしたのだろう。
私は第9楽章の16番ホルンを担当することになっている。
合唱団の人混みをかきわけ、やっと定位置についた。
私のパートは、低いC音(F管で1、3バルブを押さえた最低音)を8拍延ばして、8拍休む。それだけをずっと繰り返すというきわめて単調なものだ。
それを30分も続けるのだからたまったものではない。
20分経過したところで、トリップ状態になってしまった。
後ろの奏者に頭を叩かれて正気に戻るまで、しばらくの間でたらめな演奏をしていたらしい。

私はでたらめな演奏をした罰として、終演後の客席の清掃を命ぜられた。
清掃要員には、階段ですれ違った女子高生もいた。
出演者の演奏は逐一チェックされ、ミスをした者はリストアップされて罰を与えられるようだ。
上演は休憩なしで8時間に及び、その間観客は出入りや移動が禁止されていたので、客席には大小便が散乱して目も当てられない状態になっている。
あまりのひどさに主催者は、次回の上演では天安門広場方式を採用すると言っている。
次回って・・・ またやるのか?
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

トラックバック

プロフィール

HN:
神楽坂雲如
性別:
男性

P R